「わかめ」はこのところ健康・美容食品として大きく注目され、今や450億円を突破する大きな市場に発展しました。
 この背景には「養殖技術」の確立、そして自由化商品とあって、業界が海外生産に積極的に取り組み、やがて韓国、そして中国から大量の「わかめ」が輸入されるようになった事があります。
 こういったことから30年前に比べて、3倍をも上回る「わかめ」が消費されるようになりました。
 かつての「空腹を満たす」時代から「如何に健康で過ごすか」が追求される時代になりました。「わかめ」は食物繊維が豊富に含まれ、消化器系の疾患を防ぎ、また血液中の不要な塩分を体外に排出する働きから高血圧症の予防にも大きな効果があるとされています。
 まさに「わかめ」は現在、大きな問題となっているの生活習慣病を防ぐ大きな役割を果たしている、と申せましょう。
 しかしながら、「わかめ」を常食にしているのは日本、韓国、北朝鮮の3か国に限られます。多くのわかめを産出する中国も対日輸出に100%向けられるだけで、全くといって良いほど食べておりません。
 しかしながらこの健康栄養食品としての価値、効果をこれら3か国の消費にとどめておくことは世界の健康志向の中にあって大いなるマイナスといわざるをえません。
 日本わかめ協会は平成11年に「日本・韓国・中国わかめ協議会」(三カ国わかめ協議会)を設立、わかめ業界の秩序昂揚などだけではなく、わかめを中国に、さらに世界に発信しようとしております。
 日本わかめ協会は全国の「わかめ」問屋、加工、輸入商社などが集まって昭和53年設立致しました。歴史にあぐらをかくことはせず、常に前向きに取り組み、「わかめ」のより大きな発展に向けてさらなる努力を続けて参ります。
平成17年8月
日本わかめ協会

平成17年8月現在
昭和53年10月 全国のわかめ加工、販売、輸入業者らが相図って「日本わかめ協会」を設立。当時会員272名、初代会長理事に佐藤芳友が就任。
昭和54年 1月 日本わかめ協会品質指導・推奨マーク(JWAマーク)制度を定め、生わかめの品質向上を目指す。各地で、品質指導の講演会を開催。
昭和54年 3月 公正取引委員会に対し、「事業者団体成立届」を提出、受理される。
昭和54年 8月 第1回定時総会を開催。農林水産省食品流通局消費経済課担当官を招き、「わかめのJASマーク制度」の講演をいただく。他に来賓として全漁連、韓国輸出商社代表等。
昭和54年12月 「韓国わかめの数量割当制度」について韓国政府、韓国海藻塩辛品輸出協会などに陳情書を提出。
昭和56年 2月 韓国・ソウル市において韓国海藻塩辛品輸出協会と「日韓わかめ民間会談」を開催。韓国わかめのより安定した貿易を目指して意見交換。
昭和57年 8月 定時総会に併設して「わかめ関連機器展」を開催。
昭和58年 2月 「5月5日はわかめの日」 と定めた。
昭和59年 8月 第7回定時総会に併設して「わかめ等の売買会」をこの年から開催。
昭和60年 4月 初代会長・佐藤芳友 死去。第2代会長に小谷健一就任(現在に至る)
昭和61年11月 農林水産省東京農林規格所主催、日本わかめ協会協賛の「わかめセミナー」が11月26日、農林水産省大講堂で開催され、全国から210名の出席をもって盛大に行われた。
昭和63年 8月 第10回定時総会の際「創立10周年記念式典」を盛大に開催。
平成 3年11月 「海藻に含まれる微量元素に関する協議会」 が発足。
平成 4年12月 韓国水産物輸出入組合海藻分科委員会(若布輸出部門担当)の金東吉委員長らと会合、韓国若布の日本における適正な流通について懇談。これを受けて12月、韓国・ソウルで数量、価格などの意見交換。
平成 6年11月 農林水産省東京農林水産消費技術センターの行う「わかめの賞味期限調査」に全面的に協力。三陸、鳴門、韓国、中国産のボイル塩蔵わかめを提供、またこの経時変化に伴う官能検査に日本わかめ協会品質指導委員等が参加した。
平成 7年 7月 「PL法」 の施行に伴い、AIU保険会社とタイアップ、生産物賠償保険加入を斡旋。
平成 7年10月 副会長・小野寺六左右衛門氏に大日本水産会会長から「水産功績賞」を贈られる。
平成 8年 3月 農林水産省東京農林水産消費技術センターがかねてより行っていた「生わかめの賞味期限調査」 の結果が報告され、この結果を全会員に通知。
平成 8年 4月 NHKテレビの「食卓の王様」(4月19日放映)の取材に全面的に協力、若布の認識高揚の役割を側面から果たした。
平成 8年 5月 農林水産省の要望により水工連(水産加工食品全国団体連合会)に加入。
平成 8年 7月 中国・大連市水産局長の要請により、「中国大連国際経貿合作商談会」に代表を派遣、大連市長・薄煕来氏らの歓迎を受け、中国若布のより発展に協力した。
平成 8年 7月 病原性大腸菌O−157の発生に伴い、水産庁からの要請に基づき、全会員に遺漏なきよう通達をすると共に「衛生基準」を作成、配布した。
平成 9年 3月 「わかめ生理活性協議会」 が全漁連、日本わかめ協会、日本カットわかめ協会、三陸わかめの買受入会の4団体をもって設立。
平成10年 8月 創立20周年記念式典を静岡県熱海市「大月ホテル」で盛大に開催した。併せて「20周年記念」として「日本わかめ協会・会員の証」を全会員に配る。
平成11年 2月 前年10月にソウルで開かれた「日・韓わかめ協議会」の第2回会合を東京で開催、中国側も参加、「日・韓・中わかめ協議会」の設立を決める。
平成11年 4月 小谷健一会長理事に政府から黄綬褒章を受章。
平成11年10月 副会長・中嶋通雄氏に大日本水産会から「水産功労者表彰」を受賞。
平成12年 8月 新に2名の新入会員を得て会員総数は155社となった。
平成13年10月 副会長・大田太郎、大日本水産会「水産功績者表彰」を受ける。
平成13年11月 韓国・ソウル市内に於いて「第2回三ヶ国わかめ協議会」を開催。
平成15年 9月 三ヶ国わかめ協議会専門委員会を中国・大連で開催。
平成16年 7月 三ヶ国わかめ協議会専門委員会を韓国・ソウル市内で開催。
平成16年 9月 通常総会おいて会計年度を「5月に始まり翌4月に終わる」とし、通常総会開催を「6月」と会則変更。
平成17年 6月 通常総会を愛知県・名古屋市内で開催、会長理事に花面崇保を選任するなどの役員を改選。 愛・地球博会場において「見直そう!海藻のすばらしさ」「海藻ビックリ体験」を開催、わかめの消費拡大キャンペーンを実施。
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