東海わかめ協会
 
 

わかめの成分と効能
「海藻パワー、わかめパワー!わかめには体に良い成分がいっぱい!」

古くからお隣の国韓国では、女性が妊娠したり出産すると、ワカメスープを毎日たくさん食べるというとても有名な習慣があります。
 
      食物繊維  女性にとって妊娠や出産は体にも負担が大きく、大きなエネルギーを必要とします。わかめには血液を浄化したり、血液をサラサラにして流れをスムーズにする作用があり、産後の悪血をおろすのに効果があることを人々は古くからの経験で知っているからなのです。

 日本でもわかめの栄養成分に関する研究が進み、その驚くべきパワーが少しずつ明らかにされ注目を集めています。特に高血圧を下げたり血液をサラサラにする効果があるといわれるアルギン酸(ぬめりの成分)などの食物繊維や、ガン細胞をやっつけるフコイダンやヨード、体の調子を整えるミネラル、ビタミンなど体に良い成分がわかめには豊富に含まれています。
 
      ミネラル
 
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◇食物繊維(わかめの乾燥重量の約40%含有)
 乾燥わかめ(カットわかめ等)1回分に食べる量約5gで約2gの食物繊維を摂ることが出来ます。
 わかめに多く含まれる食物繊維には、水に溶けない“不溶性食物繊維(セルロース)”と“水に溶ける水溶性食物繊維(アルギン酸)”があります。
   
 
◇水に溶けない食物繊維=セルロース(食物繊維の内の約20%含有)
   水に溶けず、消化もされない食物繊維は、腸の中で水を含んでふくらみ、腸の中で出来る便の量を増やしてやわらかくします。さらに腸の壁を刺激して腸のぜん動運動を活発にして、便が腸の中に長くとどまることを防ぎます。便の腸での通過時間が短いということは、便の中の有害物質が吸収されることを防いだり、大腸がんの予防にもつながります。
 また、水を含んでふくらむセルロースは、カロリーが少なくて満腹感が得られ、肥満防止やダイエットにも最適といわれています。(効果には個人差があります)
 
 
◇水に溶ける食物繊維=アルギン酸(食物繊維の内の約80%含有)
   わかめのヌルヌルした“ぬめり”の正体は主にこのアルギン酸という水溶性の食物繊維です。
 アルギン酸は他の食物中の塩分と結びついて、塩分を体外に排出する働きをします。そのため体内のナトリウムは減少し、血圧の上昇を抑えることになるのです。
 (高血圧の抑制)食事の時塩分を摂りすぎないことは大事ですが、わかめを食べているとその害をより少なくすることが出来ます。みそ汁の具にわかめという組み合わせは古くからの日本人の知恵なのでしょう。
 アルギン酸には血液中のコレステロールを減らす働きや、腸内細菌のバランスを整える働きもあります。動脈硬化が招く恐い成人病を防ぎ、腸から始まる老化を防ぐためにも、わかめは積極的にとりたい食品なのです。またこのアルギン酸は放射性のストロンチウムや重金属のカドミウム等有害物質を体外に排泄する働きもあります。
 
 
 
 
 
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◇ミネラル(海はミネラルの宝庫です)
 海の水にはもともとたくさんのミネラルが含まれていますが、陸上の豊かな森のミネラルも雨によって川に溶け出し、やがて海に運ばれて、海はミネラルのエキスになっています。だから海で採れる海藻には陸上の食物より種類も量も多いミネラルが含まれているのです。
 特に鉄・ヨウ素・マンガン・亜鉛・カルシウム・カリウムなどが多く含まれ、これらのミネラルは、たとえ微量でも人間には無くてはならない栄養素です。さらにわかめはそれらを吸収率のよい効果的な形で持っているのです。
 
 
◇カルシウム
 中でもカルシウムは乾燥カットわかめ100g中に820mg含まれ、小魚や脱脂粉乳にひけをとりません。丈夫な骨や歯をつくるのに重要な働きをしたり、ストレスに打ち勝ったりイライラ防止に効果があるといわれるカルシウムをわかめで十分とってほしいものです。
 
◇カリウム
 わかめに含まれるカリウムは塩(Nacl)の中のナトリウムと入れ替わって塩化カリウムを作るので減塩効果があるといわれています。
 
 
◇ヨウ素(ヨード)
 わかめには100g当たり7790マイクログラムと、他の食品に比べけた違いに多く含まれています。ヨウ素は主に甲状腺ホルモンを作る材料となっています。甲状腺ホルモンは子供の成長を促進する働きがあり、一生を通じて新陳代謝を活発にする働きもあります。また、ヨウ素に血液中のコレステロール値を下げる働きがあることも認められてきました。
 
 
◇ビタミン
 わかめに多く含まれるビタミン類はビタミンAやビタミンC、それにビタミンB群などです。
 
 
◇ビタミンA
 ビタミンAが欠乏すると成長が止まったり、骨や歯の発育が悪くなったりすることが知られています。また、皮膚や粘膜を保護する働きや最近では抗がん作用があるともいわれています。
 植物性食品の場合、ビタミンAはカロチンという形で含まれています。カロチンはそれ自体ではビタミンAの効力を持っていませんが、腸で吸収されるとビタミンAに変わります。そのためビタミンAになる前のものということで、プロビタミンAと呼ばれることもあります。生わかめでは100g中に1400マイクログラムのカロチンを含んでいます。
 また、ビタミンAは油に溶ける性質があり、油といっしょにとると吸収率が3倍にも増えるといわれています。料理をするときに油と組み合せる工夫をすると効果的に生かせるでしょう。
 
 
◇ビタミンB群
 乾燥わかめ(素干し)には100g当り、ビタミンB1が0.39mg含まれています。ビタミンB群が不足すると脚気になったり、皮膚や粘膜、胃や腸などに異常が現れたり、神経のはたらきや精神状態に悪影響を及ぼすといわれています。
 
 
◇ビタミンC
 乾燥わかめ(素干し)には100g当り、ビタミンCが27mg含まれています。ビタミンCは細胞の老化を防ぎ生命をいきいきと活発に保つために欠かせないものです。
 
 
 
 
 
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◇脂質(カットわかめ等乾燥わかめの脂質の含有量は約4%と多くはありませんが、その脂質を構成する脂肪酸やステロール類には陸上の植物にはみられない特徴があります)
 脂肪酸には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の二種類があります。飽和脂肪酸は血液中のコレステロールを増やす働きがありますが、不飽和脂肪酸は反対にコレステロールを体外に排出するのを助けるはたらきがあるといわれています。
 コレステロールは私たちの体にとって大切なものではありますが、増えすぎると動脈硬化などを引き起こす悪い面もあります。わかめの脂質の特徴は、陸上の植物では殆ど見られないEPA(エイコサペンタヱン酸などの不飽和脂肪酸を多く含んでいます。
 また、ステロール系の中でもわかめには、血液中のコレステロール値を下げる働きのある海藻特有のコレステロールがたくさん含まれています。
 
 
 
 
 
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(五訂日本食品標準成分表より) 可食部 100g 当たり
 − 注 記 −
   ※ 表中 0 は最小記載量の1/10未満、又は検出されなかったこと。
   ※ 表中 Tr は含まれているが最小記載量に達していないこと。
   ※ 表中 (0) は含まれていないと推定され測定はしていないが数値として表している。