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わかめってな〜に? |
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| 歴 史 | 私たちが普段なにげなく食べているわかめ。あなたはわかめについて本当に知っていますか? わかめは縄文時代からの昔から、私たちに日本人にとってかけがえのない食物として大切にされてきました。コンブ科の褐藻類に属するわかめは、日本、朝鮮半島、中国の一部に生育する一年草の海藻です。冬の寒い海で急速に成長し、春に収穫、加工されて、あなたのもとへ届けられます。 さあ、それでは、あなたの知らないわかめのこと、いろいろお話ししましょうか。 |
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| 語 源 | ||||||||||||
| 種 類 | ||||||||||||
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| わかめと神と人間と | ||||||||||||
| はじめにちょっと、神代のいにしえに思いをめぐらしてみましょう。 国生みのとき、神々が天降り、地上に宿る足がかりとしてえらんだものは、緑の松であった。折口信夫は、日本の神はなぜ海からでなく、天から降ったのか理解できない、といっていますが、まあとにかく、天から降ったことになっている(神話)。ご存知のように、松(とりわけ黒松)は、神木としての第一の植物であり、正月の門松や神事のさいにも神が宿るものであり、葉の緑は、子孫の繁栄を象徴する永遠の色でもあります。 神と松とのかかわりは中国から伝来したといわれていますが、出雲地方のおうおうしいまでのつらなりをみていると、この地に神々がおりたったいわれがうなずけます。神々は、国生みのはじめに松の緑を選んだのです。 神々はまた、松の緑とおなじようにわかめの緑にも、目をとどめたにちがいありません(じっさい生のわかめは、黒みと緑をおびた濃い褐色であるが)。このように、わかめの緑を松の緑とおなじように神々とむすびつけるのは、奇妙なことではないでしょう。 |
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| 有名な出雲の日御碕(ひのみさき)神社の和布刈(めかり)の神事は、わかめと神と人間とのかかわりを象徴するものといえます。その古事には、つぎのように記されています。 | ||||||||||||
| 「即ち十三代成務天皇六年正月五日の早朝、一羽の鴎がまだ潮の滴る生々しい海藻を口にくわえて来て神社の欄干に掛けて飛び去った。しばらくしてまた海藻をくわえて来て欄干に掛けた。かくすること三度。これを見た社人は不思議として直ちに浄水で洗って神前に供えた。この海藻が和布(わかめ)で爾来二千年、その古事により毎年正月五日に日御碕(ひのみさき)神社で和布刈(めかり)の神事(古伝祭)がおこなわれている」 | ||||||||||||
| (「日御碕(ひのみさき)和布の由来」資料=日御碕(ひのみさき)神社) | ||||||||||||
| 神がかった話をつづけましたが、以上は、出雲地方の松とわかめの連綿とつづく緑を眺めての偶感であります。 食卓のわかめの鮮やかな緑を見るとき、その緑から自然界と人間との豊かなかかわりあいにも、思いをめぐらしてみようではないでしょうか。 |
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| 栄養価より常食が大切 | ||||||||||||
| わかめは、日本人の食生活に大きく貢献し、健康の面では、とくに妊婦の肥立ちをよくするために食べられてきた点が、わかめのひとつの特徴です。昔の人たちは、長い食生活の体験の中でわかめの味噌汁が産婦の肥立ちをよくするのにいいことを発見しました。 韓国では今でも、妊婦の食事にわかめを欠かしません。 日本でも以前は、サトイモのイモガラとわかめの味噌汁が妊婦の体にいいことは、よく知られていました。このようなことは、何千年も人々に食べ継がれてきた体験によるものです。現代もふだんの食生活になじむ取り入れ方をすることが、まず大切でしょう。 |
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| 「わかめ」の語はしなやかさをあらわす | ||||||||||||
| わかめは昔、メ、ニギメ、メノハ、キシメ、メギなどと呼ばれていました。当て字には、次のようなものがあります。若布、和布、稚海藻、和加女、裙帯菜、海藻(以上はワカメ、メ、ニギメと読む)。爾木米(ニギメ)。わかめのしなやかさを、もすそ(裙)の帯にたとえたあたりは、みごとな表現でしょう。 | ||||||||||||
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| わかめの種類 | ||||||||||||
| ◇ワカメ | ||||||||||||
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(メ、ニギメ、メノハ、キシメ、メギ、)分布は、北海道の太平洋沿岸室蘭以西と日本海側沿岸、太平洋沿岸(伊豆七島と高知県をのぞく)、瀬戸内海、九州、日本海側沿岸。低潮線付近からやや深いところの岩の上に生育する。 体に中ろく(中茎)があり、その左右に広い葉状部をもつ。葉状部は、縁辺に小さな葉片を羽状にたくさんもっている。成長すると、茎の左右にひだができはじめ、いわゆる「芽かぶ」になる。芽かぶはわかめの子ども(胞子のう)をつくる部分である。春の終わりごろから、その芽かぶの表面に胞子のうができはじめ、成熟すると遊走子が海中に泳ぎだす。これは岩などについて目をだし、苗となって発育していく。 |
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| ◇ヒロメ | ||||||||||||
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分布は、千葉県館山湾以西の本州、四国太平洋沿岸;九州東岸(豊後水道)、北岸(唐津、平付近);日本海−隠岐島 形はわかめによく似ているが葉に深い切れこみがない。わかめの代用品として使われる。 |
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| ◇チガイソ | ||||||||||||
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(ジッカイソ、エゾワカメ、サルメ、サルメンワカメ)北海道日高以南平沿岸北部に多い。長さ1.5mくらいになり、先端部はさけやすい。生長する根元付近からへら形の葉を数本だす。 | |||||||||||